(『世界イディッシュ短篇選』(西成彦編訳、岩波文庫)刊行記念イベント)
第一夜「シュテットルから世界へ」
2月16日(土)@居留守文庫(大阪・阿倍野)
第二夜「モラルとナンセンスのあいだ」
2月24日(日)@Toys’ Campus(西宮・夙川)
※※※第二夜は3月7日(木)19:00に延期となりました※※※
第三夜「彷徨える隠遁者」
3月3日(日)@Toys’ Campus(西宮・夙川)
第四夜「ポグロムの詩学」
3月10日(日)@Toys’ Campus(西宮・夙川)
東京・特別篇「修復への希求としての物語」※
3月16日(土)@アトリエ第Q藝術(東京・世田谷)
第五夜「記憶と亡霊」
3月21日(木・祝)@オンガージュ・サロン(大阪・寺田町)
※「東京・特別篇」は、科学研究費・基盤研究(B)「ロシア・ウクライナ・ベラルーシの交錯――東スラヴ文化圏の領域横断的研究」(研究代表者:沼野恭子)の主催イベントになります。
〔各回では、岩波文庫の『世界イディッシュ短篇選』と『牛乳屋テヴィエ』の販売もいたします。イベントにご参加いただいた方には、定価の2割引きの価格にて販売させていただきます。〕
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[朗読]赤尾光春(①、⑤、特別篇)・イシダトウショウ(③、④)・江本真里子(②、③、⑤)・岸本愉香(②、⑤)・土江優理(⑤、特別篇)・繁澤邦明(④)、宮本荊(特別篇)
[演奏]大熊ワタル(特別篇)・こぐれみわぞう(特別篇)・樋上千寿(①、⑤)・松本みさこ(特別篇)・呉多美(⑤)
[構成]鈴木径一郎(全)
[解説]赤尾光春(大阪経済法科大学客員研究員、②~⑤、特別篇)
[ゲスト]西成彦さん(立命館大学教授、①)・細見和之さん(京都大学教授、⑤)・田中壮泰さん(立命館大学客員研究員、④)
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《イベント概要》
2018年1月に『世界イディッシュ短篇選』(西成彦編訳)が岩波文庫の一冊として刊行されてから一年余りが経ちました。
イディッシュ文学といえば、日本では主として、ミュージカルやハリウッド映画でお馴染みの『屋根の上のバイオリン弾き』(原作はショレム・アレイヘム『牛乳屋テヴィエ』〔西成彦訳、岩波書店〕)やノーベル賞作家アイザック・バシェヴィス・シンガーの作品を通じて親しまれてきましたが、その本格的な翻訳と紹介は、世界各地で活躍した作家たちの作品が収録された『世界イディッシュ短篇選』の刊行でようやく端緒に就いたと言えます。
そこで、この豊穣なる文学の可能性と魅力によりいっそう親しんでいただくために、関西と東京の4つの会場で全6回の「イディッシュ文学の夕べ」を開催いたします。
各回では、朗読劇『ディブック』(アン=スキ作、赤尾光春訳)に参加したメンバーを中心とした演劇人たちによるテクストの朗読を、『世界イディッシュ短篇選』の翻訳の一部を担当したユダヤ文化研究家の赤尾光春(大阪経済法科大学客員研究員)の解説を交えてお届けます。
また、東京の一夜(3月16日)では、大熊ワタル(クラリネット他)、こぐれみわぞう(チンドン太鼓、歌)、松本みさこ(アコーディオン)、第一夜(2月16日)、第五夜(3月21日)では、樋上千寿(クラリネット)、呉多美(ピアノ)による東欧ユダヤ音楽(クレズマー、イディッシュ・ソング)の演奏もお楽しみいただけます。
なお、第一夜(3月16日)には『世界イディッシュ短篇選』の編訳者である西成彦さん(立命館大学教授)、第四夜(3月10日)には『世界イディッシュ短篇選』所収の「逃亡者」の共訳者でポーランド・ユダヤ文学が専門の田中壮泰さん(立命館大学客員研究員)、第五夜(3月21日)にはイツハク・カツェネルソン『滅ぼされたユダヤの民の歌』(みすず書房)の共訳者で詩人の細見和之さん(京都大学教授)のお三方をそれぞれゲストスピーカーにお招きして、多面的で陰影に富んだイディッシュ文学の世界について存分に語っていただきます。
※各回ともに事前のご予約が必要となります。また、各回の公演内容の詳細は事前に一部変更となる可能性もございます。予めご了承ください。
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《ご予約・お問い合わせ》
〔メール〕cafeludens@gmail.com
〔電話〕070-5350-1972(赤尾)
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<第一夜>
シュテットルから世界へ――イディッシュ文学の世界性
[テクスト]ショレム・アレイヘム「ハヴァ」「行きなさい」(西成彦訳『牛乳屋テヴィエ』〔岩波書店〕所収)
[日時]2月16日(土)18:00~(開場は17:30)
[場所]居留守文庫(大阪・阿倍野)
[朗読]赤尾光春
[演奏]樋上千寿
[ゲスト]西成彦さん(立命館大学)
[参加費]1500円(要予約)
[定員]20名
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<第二夜>
※※※第二夜は3月7日(木)19:00に延期となりました※※※
ナンセンスとモラルのあいだ――東欧ユダヤ文化の根底にある精神
[テクスト]ショレム・アレイヘム「つがい」、イツホク・レイブシュ・ペレツ「三つのおくりもの」「天までは届かずとも」(いずれも『世界イディッシュ短篇選』所収)
[日時]2月24日(日)18:00~(開場は17:30)
[場所]Toys’ Campus(西宮・夙川)
[朗読]江本真里子・岸本愉香
[解説]赤尾光春(大阪経済法科大学客員研究員)
[参加費]1500円(要予約)
[定員]20名
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<第三夜>
彷徨える隠遁者――デル・ニステルの作品と生涯
[テクスト]デル・ニステル「塀のそばで(レヴュー)」(『世界イディッシュ短篇選』所収)
[日時]3月3日(日)18:00~(開場は17:30)
[場所]Toys’ Campus(西宮・夙川)
[朗読]イシダトウショウ・江本真里子
[解説]赤尾光春
[参加費]1500円(要予約)
[定員]20名
「デル・ニステル(「隠遁者」「世捨て人」、ピンヘス・カハノヴィッチ(1884-1950)のペンネーム)は近代イディッシュ文学における最も謎めいた人物であった。予期せぬ紆余曲折に満ちた波乱万丈な人生において、彼は、神秘主義的・シンボリスト的物語からリアリズム的歴史小説の書き手へと、曖昧で謎めいたアーティストから公的なアクティヴィストへと変貌した。スターリン体制の圧政下を生きた彼は、作家の使命とは人々の証人になることであると信じるようになった。デル・ニステルのシンボリズム的遺産はイディッシュ文学の研究者らによって評価されるようになって久しいが、デル・ニステルのソヴィエト期の作品の豊かさと複雑さが広く発見され、評価されるようになったのは、ようやく最近になってからのことである。」
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<第四夜>
ポグロムの詩学――倒錯と転移
[テクスト]ラメド・シャピーロ「キス」(菅井翔太郎訳『生活の批評誌』第一号所収)、ドヴィド・ベルゲルソン「逃亡者」(『世界イディッシュ短篇選』所収)
[日時]3月10日(日)18:00~(開場は17:30)
[場所]Toys’ Campus(西宮・夙川)
[朗読]繁澤邦明・イシダトウショウ
[解説]赤尾光春
[ゲスト]田中壮泰さん(立命館大学客員研究員)
[参加費]1500円(要予約)
[定員]20名
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<東京・特別篇>
修復への希求としての物語――イディッシュ文学の20世紀
[日時]3月16日(土)第一部:16:00~18:00/第二部:19:00~(開場は15:30)
[場所]アトリエ第Q藝術(東京・世田谷)
第一部:シュテットルから世界へ(16:00~18:00)
[テクスト]アイザック・バシェヴィス・シンガー「炉辺の物語」(西成彦訳『不浄の血』〔河出書房新社〕所収)、イツホク・レイブシュ・ペレツ「天までは届かずとも」、ショレム・アレイヘム「ヴァフラクラケス」(『牛乳屋テヴィエ』より)
[朗読]イシダトウショウ・土江優理・赤尾光春
第二部:彷徨える隠遁者――デル・ニステルの作品と生涯(19:00~)
[テクスト]デル・ニステル「塀のそばで(レヴュー)」
[朗読]宮本荊・土江優理・赤尾光春
[演奏]大熊ワタル(クラリネット他)・こぐれみわぞう(チンドン太鼓、歌)・松本みさこ(アコーディオン)
[解説]赤尾光春
[参加費]無料(要予約)
[定員]50名
[主催]科学研究費・基盤研究(B)「ロシア・ウクライナ・ベラルーシの交錯――東スラヴ文化圏の領域横断的研究」(研究代表者:沼野恭子)
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<第五夜>
記憶と亡霊――アイザック・バシェヴィス・シンガーと現代世界
[テクスト]アイザック・バシェヴィス・シンガー「炉辺の物語」「ハンカ」(河出書房『不浄の血 アイザック・バシェヴィス・シンガー傑作選』所収)
[日時]3月21日(木・祝)15:00~(開場は14:30)
[場所]オンガージュ・サロン(大阪・寺田町)
[朗読]土江優理・江本真里子・岸本愉香・赤尾光春
[演奏]樋上千寿(クラリネット)・呉多美(ピアノ)
[解説]赤尾光春
[ゲスト]細見和之さん(京都大学教授)
[参加費]2000円(要予約)
[定員]30名
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《ご予約・お問い合わせ》
〔メール〕cafeludens@gmail.com
〔電話〕070-5350-1972(赤尾)
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《各会場へのアクセス》
<居留守文庫>(https://www.irusubunko.com/)
大阪市阿倍野区文の里3丁目4-29
06-6654-3932
・谷町線「文の里駅」より徒歩4分
・JR阪和線「美章園駅」より徒歩6分
・御堂筋線「昭和町駅」より徒歩8分
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<Toys’ Campus>(http://toyscampus.jp/)
兵庫県西宮市羽衣町6-4 IB(アイビー)羽衣 201
0798-61-7723
▪阪急神戸線「夙川」駅から南へ徒歩2分
夙川グリーンタウン(ダイエーグルメシティ)の南側にある美容室「Ciel(シエル)」横のスロープを降りて左二軒目の建物「アイビー羽衣」2階(「なかた整骨院」の上)。
▪JR東海道本線(神戸線)「さくら夙川」駅から北西へ徒歩7分
▪阪神電鉄本線「香櫨園」駅から北へ徒歩11分
夙川沿いに北上し、「夙川公民館」を過ぎてから左折。「夙川郵便局」沿いの道を直進し、「夙川公園前薬局」の手前で右折。右二軒目の建物「アイビー羽衣」2階(「なかた整骨院」の上)。
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<アトリエ第Q藝術>(https://www.seijoatelierq.com/)
東京都世田谷区成城2-38-16
03-6874-7739
小田急線「成城学園前」駅下車、中央口改札より出て
北口からなら成城石井の手前を右折、次の交差点を右折、左手に見える駐輪場の間を通る。
南口からなら上島珈琲の先を左折、次の居酒屋こじまのある十字路を左折、右手に見える駐輪場の間を通る。
どちらからでも徒歩3分。(オダクル成城学園前第1駐輪場となり)
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<オンガージュ・サロン>(http://www.fluegelmusikakademie.com/Engagesalon-index.html)
大阪府大阪市天王寺区勝山3-9-5
06-6779-7528
【電車の場合】
JR環状線「桃谷駅」より下車、環状線に沿って約200m南下し「大阪電子専門学校」を右折。
勝山通りに沿って交差点「勝山4」を対角線上に渡り、100mほど直進してエネオスの角を左折。
つきあたりの会社「新大阪印刷」の脇の一方通行を入って、すぐを右折。2軒目が当サロン。徒歩7分。
【バスの場合】
大阪市バス12番もしくは22番に乗車。停留所「勝山4丁目」で下車。徒歩3分。
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《プロフィール》
[企画・解説・朗読]
<赤尾光春>
大阪大学ほか非常勤講師。大阪経済法科大学客員研究員。専門はユダヤ文化研究。共編著:『ユダヤ人と自治』(岩波書店)、『シオニズムの解剖』(人文書院)、『ディアスポラから世界を読む』(明石書店)、『ディアスポラの力を結集する』(松籟社)。共訳書:ボヤーリン兄弟『ディアスポラの力』、S・アン=スキ/V・ゴンブローヴィチ『ディブック/イヴォナ』(未知谷)、ワシーリー・グロスマン『トレブリンカの地獄』(みすず書房)。大阪外国語大学時代に劇団「檜舞台」で活動した後、サミュエル・ベケット『ゴドーを待ちながら』、ハロルド・ピンター『おとなしい給仕』(The Dumb Waiter)、S・アン=スキ『ディブック』等の上演を企画し、出演した。
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[構成]
<鈴木径一郎>
2007年に大阪で結成された劇団 sputnik.に所属。脚本家が毎回ローテーションする劇団にあって、本公演全ての演出を担当している。 作・演出作品は『エレホンの雪』(2011)、『宿酔』(2013)、『驚く方法は忘れた』(2014)等。 朗読劇『ディブック──二つの世界のはざまで』(2015)で演出を務めた。
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[朗読]
<イシダトウショウ>
大阪外国語大学インド・パキスタン語ウルドゥー語学科卒。日仏共同博士課程留学生として2006-2007パリ第7大学留学、専攻は言語学、音声学、サミュエル・ベケット、舞台芸術。
<江本真里子>
フリー。役者。神奈川県出身。関西小劇場を中心に活動中。
<岸本愉香>(sputnik. / 㐧2劇場)
2013年『宿酔』以降の全てのsputnik.作品に出演。また、㐧2劇場の2010年以降の様々な作品にも。 ほかに2015年以降、朗読劇『ディブック──二つの世界のはざまで』、オンガージュ・サロン『ラカン 患者との対話』等に客演。
<土江優理>
関西を中心に活動する役者。地域の福祉施設での演劇活動や教育現場での演劇指導などにも携わる。
<繁澤邦明>
劇作家、演出家、俳優。うんなま代表。劇的要素で遊ぶ劇団うんなまでは作・演出をおこない、ウイングカップ7最優秀賞受賞、平成30年度次世代応援企画break a leg選出など。外部出演も多数。普段は浄土宗 應典院にいます。
<宮本荊>東京都内で活動中のLifeR、主宰。作・演出・出演など。共感できる喜びより知られない不幸を書き、痩身と薄幸な顔でそれを体現する。自作に限らず客演時も大抵不幸な役を回される。第一回笹塚演劇王特別男優賞。 http://lifers.jp/
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[演奏]
<大熊ワタル>(クラリネット他)
1960年生まれ。80年代、東京アンダーグラウンドシーンで音楽活動開始、前衛ロックバンドで電気楽器、ボーカル等を担当。20代半ばでチンドン屋に入門し街頭でクラリネット修行。早くからバルカン・東欧音楽やクレズマーにも深い関心を抱く。90年代、クラリネット奏者として自己のグループ・シカラムータを始動。その祝祭的で超ジャンル的な音楽性は国内外で話題となる。近年はチンドンユニット・ジンタらムータでの活動でも知られ、海外のクレズマーフェス等への出演が続いている。他にも演劇、映画、サーカスや著作など領域を超えて出没中。
<こぐれみわぞう>(チンドン太鼓、歌)
幼少時より箏曲山田流を始め、11歳で師範名取を襲名。1997年、ソウル・フラワー・モノノケ・サミットに参加し、チンドン太鼓を始める。その後、シカラムータ、ジンタらムータを中心に、ダイナミックでダンサブルな演奏スタイルで、新世代ハイブリッドチンドンの第一人者として活躍中。2012年からは、ブレヒトソングなど歌手活動も本格化、日本では稀有なイディッシュソング歌手として、海外でも注目を集める。箏でのクレズマー音楽のアプローチも研鑽中。
<樋上千寿>(クラリネット)
美術史家、イディッシュ音楽演奏家。シャガールの作品解釈を進める中でイディッシュ文化研究へ、さらにイディッシュ音楽の研究と奏法習得へと活動の場を広げる。2003年にオルケステル・ドレイデルを結成、イディッシュ音楽の日本での普及に努めている。NPO法人イディッシュ文化振興協会理事長。
<松本みさこ>(アコーディオン)
フランス音楽を中心にラテン、東欧民族音楽、トルコなど様々なジャンルを演奏。舞台音楽制作(2013年姫野真由美演出「目には目を」)やデモ演奏(Roland.トンボ楽器)ではDTMを使用し、アコーディオンの可能性を豊かに表現する。その他レコーディング、ショー、イベント、クルーズ等積極的に演奏活動している。
<呉多美>(ピアノ)
在日コリアン3世として大阪府で生まれる。相愛大学音楽学部ピアノ専攻を卒業し、渡韓。ソウル大学音楽大学院器楽学科修士課程を卒業。ボン大学に1年間留学。在欧中にウィーン音楽大学マスタークラスなどで研鑽を積む。第17回日本クラシック音楽コンクール好演賞受賞。第8回大阪国際音楽コンクールピアノ部門Age-G入選。第1回アルカスピアノコンクール連弾部門で奨励賞を受賞。現在、相愛高等中学校で後進の指導を務めつつ、ピアノ教室「フリューゲルムジークアカデミー(FMA)」を主宰。関西圏の学校や幼稚園、保育園などでアウトリーチコンサートを行い、クラシック音楽を中心とした音楽と絵本のコラボレーションなど、多様なコンサート活動を展開している。
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[ゲスト]
<西成彦さん>
1955年生まれ、熊本大学助教授を経て、現在、立命館大学先端総合学術研究科教授。専攻は比較文学で、広くマイノリティと文学の関係を研究。おもな著書に、『イディッシュ』『エクストラテリトリアル』(いずれも作品社)、おもな訳書に、ショレム・アレイヘム『牛乳屋テヴィエ』(岩波文庫)、バシェヴィス・シンガー『不浄の血』(共訳、河出書房新社)、『世界イディッシュ短篇選』(編訳、岩波書店)等。
<細見和之さん>
京都大学人間・環境学研究科教授。詩人。ユダヤ関係の仕事に、イツハク・カツェネルソン『滅ぼされたユダヤの民の歌』(共訳、みすず書房)、同『ワルシャワ・ゲットー詩集』(未知谷)など。最新刊に『ニーチェをドイツ語で読む』(白水社)。
<田中壮泰さん>
2014年立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程修了。立命館大学生存学研究センター客員研究員。専門はポーランド・ユダヤ文学、比較文学。論文に「二言語詩人フォーゲル」(『スラヴ学論集』第17号)、「塹壕の外の東部戦線――ゴンブローヴィチ、ヴィトリン、ロート」(渡辺公三他編『異貌の同時代―人類・学・の外へ』〔以文社〕)等。